二足歩行ロボット「ASIMO」に関する特許を検索する

ホンダの二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」のことは皆さまご存じかと思います。
その「ASIMO」が、2022年3月31日の「Hondaウエルカムプラザ青山」でのショーを最後に、表舞台から姿を消したという記事を目にしました。

ホンダでは、1986年から自律的な二足歩行の実現を目指してロボット研究に取り組んできており、2000年11月20日に、二足歩行ロボットの先駆けとなる「ASIMO」を発表したそうです。

ちょうどこの頃は、テキストマイニング機能を搭載した特許分析ツールが登場してきた時代であり、当時は歩行ロボットの母集合から作成したパテントマップを分析して、ホンダさんの「ASIMO」と、ソニーさんの「AIBO」に関する出願動向を比較していたのを思い出しました。

「ASIMO」の研究開発活動で得られた知見は、歩行訓練機器「Honda歩行アシスト」に使われる歩行理論であるとか、“倒れないバイク”のバランス制御技術などに応用されているとのことです。

そこで、あらためて、ホンダさんの「ASIMO」の最初の出願を特定する検索を行ってみました。

FI=B25J5/00@F [二足歩行ロボット]
出願人=本田技研工業株式会社

で検索し、図面に「ASIMO」のような絵が見られるものを抽出しました。

特開2002-154078 二足歩行ロボット

ちなみに、この特許は、存続期間満了(満了日:2020/11/17)により抹消されています。